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無料塾シンポジウム学生大会2024を開催しました!

 

こんにちは!あすのち副代表の三浦寧久です。

 

3月10日(土)に「無料塾シンポジウム学生大会 2024」を開催いたしました。

主催団体であるあすのちは、以前から認定NPO法人八王子つばめ塾様主催の無料塾シンポジウム全国大会に参加させていただき、団体同士の横のつながりの重要性を感じていました。

また、学生が運営する無料塾が直面している数多くの課題、それらに対する取り組みやノウハウを共有する場を作りたいと考えました。これらの思いに共感・賛同していただいた多くの団体に参加していただきました。

 

参加団体は以下の通りです。(敬称略)

・ほどがや無料塾

・minna no ie

・はじまりの場所

・はだの無料塾

・オンライン学習ひろば かしの木

・学生団体Get CHANCE

・みやまえ塾

・任意団体かけはし

・あすのち

 

進学型無料塾Arkさんは参加予定でしたが欠席となりました。事前アンケートにはご協力いただきました。その他、無料塾設立予定の方にもご参加いただきました。

 

当日は以下のプログラムで進行しました。

前半は団体紹介です。

各団体の方から、活動の様子や活動上意識していることなど5分間で話していただきました。(もっと聞きたかった…!)

 

同じ学生無料塾と言っても、対面で活動していたり、オンラインで活動していたり、受験勉強に力を入れていたり、居場所としても通えることを大切にしていたり・・・。さまざまなお話を聞けてとても楽しかったです。

 

↑任意団体かけはしのみなさん。

↑ 我らがあすのちの団体紹介は、今回初めてイベント運営メンバーとして参加した高校2年生の島田さんが頑張ってくれました!

 

続いては、事前にご回答いただいたアンケートの結果を共有しました。

↑ 設立年度は2020年が最も多いという結果になりました。

 

新型コロナウイルスの影響を受け、オンラインで活動を開始したという団体もありました。

対象としている生徒は小学生〜高校生で、全団体が中学生を対象としているという結果でした。

「その他」と回答した団体はあすのちで、高校に通っていない19歳以下の生徒も対象としています。

 

団体メンバーの構成は大学生が多く、高校生が参加している団体は6団体でした。高校生・大学生などを中心に、地域の大人にもボランティアとして参加していただいているという団体も4団体あります。

 

詳しく話を聞くと、「広くメンバーを募集し、独自に運営している」「学生のみを募集して独自に運営している」「学校のサークルとして活動している」「大人の方が運営する団体の中で学生中心に学習支援活動をしている」など、さまざまな運営形態の団体があることがわかりました。

↑ 不足していると感じるものは「下の世代の(団体を引き継ぐ)メンバー」が最多でした。

 就職や進学によりライフスタイルが大きく変わる学生にとって、固定のメンバーで活動を続けていくのは困難です。このような悩みが出るのも学生ならではでしょう。

 

休憩後は、メインコンテンツでもあるグループディスカッションです。

 

テーマは、事前アンケートも参考にしながらこのように設定しました。

 

4グループに分かれてディスカッション!制限時間を少しオーバーするほど白熱したディスカッションとなりました。

↑ 各グループのディスカッションの内容発表。

 

様々な意見が出て、時々「そうだよね、うんうん」という声も聞こえてきました。

 

印象的だったディスカッションの発言をピックアップしてみました。

 

①一緒に活動する(団体を引き継ぐ)メンバーを増やすには?

 

・活動内容の引き継ぎだけでなく「熱量(モチベーション)の引き継ぎ」も重要

 団体を立ち上げたメンバーが高い熱量を持っていることが多いので、その熱量を他のメンバーに伝えていくことや、団体の方針について話し合うことが大切という意見がありました。

 

→「理念すり合わせ会」や「メンバーが学んでいることを共有する会」を実施している団体もありました。

 

・関わるメンバーを増やすには(広報に使うSNSは何にしたらいい)?

ホームページ・ボランティア募集サイト・InstagramやXなど、インターネットやSNSを活用して募集している団体がほとんどでした。SNSでは特にinstagramのストーリーから応募が来ることが多いそうです。

大学生が多くいる場所でチラシ配りをしているという団体もありました。大学近くでチラシ配りをするとボランティアがたくさん集まる一方で、大学が同じために試験期間などが被り、活動しにくい期間が生まれてしまうという意見も出ました。

 

・参加のハードルを下げる、団体への所属感があることも必要

学習支援活動以外にメンバーの交流会を開催しているという団体が多いようです。自分の役割を他の人に任せていくこと、入ったばかりのメンバーにも役割を任せられるようなマニュアルづくりが大切という意見もありました。

 

②生徒への対応で悩んだことについて

 

・受験生の生徒について

 無料塾としてどこまで受験のサポートができるのか(志望校選び・進路の悩みなど)という悩みを挙げた団体が多かったです。保護者や生徒との面談を行う、自分たちだけでは力不足の場合は積極的に周りの大人を頼っている(普段から頼れる大人や連携できる地域の団体を増やすようにしている)などの対応をしていました。

 

・オンライン学習のサポートについて

 オンラインだと学習の様子(手元の動きなど)が見れないため、サポートが難しいという声がありました。今回は対面で活動している団体が多かったため、オンラインならではの悩みや工夫、それぞれの良さについて理解が深まりました。対面でサポートしている生徒をオンラインに繋ぎたいという声が出るなど、より生徒一人ひとりのニーズに合ったサポートに向けて連携ができそうです。

 

・生徒とスタッフの関係性について

コミュニケーションを取ることが難しい時にどう関係性を築いていくか、という話が出ました。時間と回数を重ねながら、少しずつ関係性を築くことが大切という声が多かったです。

 

あらかじめ設定していたテーマはもちろん、テーマから派生して様々な悩みごと・気になることを相談することができた貴重な機会となりました。

↑ 八王子つばめ塾の小宮さんにもお越しいただきました!

 

「無料塾シンポジウム学生大会をやりたいんです」と話をしたときも、快く許可してくださり、「ぜひ参加させてください」と言ってくださいました。小宮さんのパワフルな姿は、学生たちの心に火をつけたでしょう!

 

最後に全体で写真撮影!

たくさんの団体に参加いただけてよかったです。

こういった場を求めていた学生さんが多くいたことを知れたひとときでした。

 

来年も開催できることを祈って…!(代表、一緒に頑張ろうね)

みなさんご参加いただきありがとうございました!

 


あすのち

 

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